お知らせ

第3回国際シンポジウム 「“カラダ”が語る人類文化-形質から文化まで-」(終了報告)

2011年12月19日

 去る12月10日(土)~11日(日)の2日間にわたって開催された第3回国際シンポジウムは、両日とも天候に恵まれ、聴講者の方々からは高い評価を頂き無事終了致しました。 
 1日目のシンポジウムでは、自然・法医・文化人類学、宗教学、民俗学、美学など各分野の研究者をお招きし、多様な視角からのカラダの再考を試み、また2日目の研究会では、韓国、台湾からも研究者をお招きして、各地の船送り儀礼についてご発表いただきました。
 今回、特別に上演されました、韓国ソウル市の小姫堂祭保存会、校洞굿保存会による韓国巫女の舞は、日本で見ることのできる機会は殆ど無く、参加者の皆様の高い関心が集まり好評を博しました。
 当日上演時に使用されたものを含め、関連の衣装と祭具などは、ご厚意により日本常民文化研究所に寄贈いただきました(寄贈品の一部は、会期中入り口ホールに展示)。 深くお礼申し上げます。
 国際常民文化研究機構は、これからも情報発信や問題提起に努め、共同研究拠点として活発に活動してまいります。 

馬場悠男先生の発表の様子 西洋子先生の発表の様子 

1日目シンポジウム 質疑応答のセッション 1日目シンポジウム登壇者の皆様 寄贈された衣装(展示) 2日目公開研究会 謝氏の発表の様子 2日目公開研究会 謝氏の発表の様子 公開研究会 総合討論 韓国巫女による刀上舞 公開研究会、パフォーマンスの皆様

第3回国際シンポジウム開催のお知らせ「“カラダ”が語る人類文化-形質から文化まで」 

2011年11月02日

 来る12月10日(土)~11日(日)の2日間わたり、本機構主催の3回目となる国際シンポジウム「“カラダ”が語る人類文化-形質から文化まで」を開催致します。
 今回のシンポジウムでは、第2回国際シンポジウム「モノからみた人類文化」に引き続き、ヒトのカラダからなにが見え、何が明らかにできるのかを総合的に検討する場としたいと思います。
 初日のシンポジウムでは、カラダの資料性をそれぞれの学問分野、研究視角から提示して頂き、2日目の公開研究会では、東アジアにおける船送り儀礼を具体的な題材にして、祭祀者・演者・巫者として自然やカミと交流する身体の表象、役割を多面的に論じます。

また、シンポジウムの一環として、2日目には韓国巫女による龍王祭・刀上舞・神将舞を上演いたします。

シンポジウムチラシを見る

パフォーマンスのチラシを見る

日本常民文化研究所 第15回常民文化研究講座のお知らせ

2011年09月27日

当機構の母体である、神奈川大学日本常民文化研究所の第15回常民文化研究講座が開催されます。

日時: 2011年10月29日(土)10:30~17:00
場所: 神奈川大学横浜キャンパス 1号館8階804会議室

◆◆オーラルヒストリーの可能性—歴史学と民俗学との対話—<沖縄戦から祖国復帰へ>◆◆

◆基調講演
 中村政則氏 沖縄戦と民衆
 石原昌家氏 沖縄戦・米軍占領のオーラルヒストリー -証言をどう読むか—
◆各論
 安田常雄氏 復帰と反復帰 —川満信一と「発想」の位置—
 小熊 誠氏 綱引行事の消滅と復活 —沖縄県宜野湾市の事例から—
 泉水英計氏 コンタクト・ゾーンとしての占領地沖縄

詳しくはこちら→ 神奈川大学日本常民文化研究所ウェブサイト 告知ページ

◆チラシを見る

公開研究会 「寄り合い」と朝鮮戦争-宮本常一の九学会連合対馬調査をめぐって- (終了報告)

2011年09月27日

 去る9月24日(土) 15:00~17:00 神奈川大学横浜キャンパスにおいて、当機構の第6回公開研究会『「寄り合い」と朝鮮戦争 -宮本常一の九学会連合対馬調査をめぐって-』が開催されました。講師に、坂野徹氏(日本大学教授)、コメンテーターに、田村善次郎氏(武蔵野美術大学名誉教授)をお招き致しました。 
 当日司会者を務められた泉水英計先生(機構共同研究グループ代表者)の報告を以下にご紹介致します。

講師の坂野徹氏

 坂野徹氏は日本における人類学を研究してきた科学史家である。近代初めから戦後初期までを扱った諸論文を『帝国日本と人類学—1884-1952年』(勁草書房、2005年)にまとめた後、新たな課題の一つとして九学会連合の歴史的文脈化に取り組んでいる。公開研究会では彼の最新の成果の一端をうかがった。
 1950年の学会連合の対馬共同調査は人文社会系フィールド科学の戦後復興を画するものであったが、坂野氏は、近接する朝鮮半島状勢との関係に注目する。当時、韓国大統領の主張により対馬の領土的帰属が政治問題として浮上しており、しかも実施直前には朝鮮戦争が勃発して半島南端に近づいた戦火を感じつつおこなわれた調査であった。住民の願望を汲み取るように、学会連合は島民の形質からもその文化からも「対馬は日本である」という結論を導き出す。この調査で本格的な活動を再開した宮本常一による「寄り合い民主主義」の報告はよく知られているが、坂野氏によれば、これもまた対馬に「古い日本」を見出そうとする調査隊の姿勢と軌を一にするものである可能性があるという。文化人類学者や民俗学者とは異なり、九学会連合を外部から眺める坂野氏の視点が光った発表であった。

コメンテーターの田村善次郎氏

 コメンテータにお招きした田村善次郎氏は、大学院時代より宮本常一の薫陶を受け、彼を最も身近に知る文化人類学・民俗学者である。対馬調査でのエピソードや渋沢敬三との関係など、坂野氏とは対照的に親近者ならではの回想を語っていただいた。
 フロアには宮本常一や九学会連合を直接知る世代も多く、坂野氏や田村氏とのあいだに活発な議論がおこなわれた。また、アカデミズムに引き籠もらず広範な読者を魅了した宮本の業績を反映して一般の参加も多かった。  (泉水 英計)

会場の様子

☐当日配布資料を見る

■ 『現代思想』2011年11月臨時増刊号 総特集=宮本常一 生活へのまなざし に
本発表に関連した論文が掲載されています。

公開研究会のおしらせ 「寄り合い」と朝鮮戦争-宮本常一の九学会連合対馬調査をめぐって-

2011年09月02日

今回で 6 回目となる当機構の公開研究会では、日本大学教授 坂野徹氏(専門は科学史)をお招きし、日本を代表する民俗学者のひとり、宮本常一の思想について、九学会連合対馬調査に焦点をあててお話をして頂きます。また、宮本常一著作集の編集に参加し、日本観光文化研究所の活動にも関わられた、武蔵野美術大学名誉教授の田村善次郎氏にコメンテーターとしてご参加頂きます。

テーマ: 「寄り合い」と朝鮮戦争 -宮本常一の九学会連合対馬調査をめぐって-

講師: 坂 野 徹 氏 (日本大学教授)
コメンテーター: 田村 善次郎氏 (武蔵野美術大学名誉教授)
日時: 2011年9月24日(土) 15:00~17:00
場所: 神奈川大学横浜キャンパス16号館 視聴覚ホールB (収容人数140人)

申し込み不要、参加無料

チラシをみる

坂野徹氏は、当機構の共同研究にも参加されています。
共同研究グループ5-1. 第2次世界大戦中および占領期の民族学・文化人類学

お問い合わせ先:国際常民文化研究機構 (045)481-5661 内線4000、4358

公開研究会 「共同研究とエクスペディション -梅棹忠夫における知識編成の仕掛け-」 (終了報告)

2011年04月26日

国際常民文化研究機構 第5回公開研究会
「共同研究とエクスペディション─梅棹忠夫における知識編成の仕掛け」

飯田卓氏(国立民族学博物館)

 去る4月23日、神奈川大学横浜キャンパスにおいて第5回公開研究会を開催した。
 これまで、本機構の公開研究会では、柳田國男、渋沢敬三、和歌森太郎など先人の共同研究のあり方を取りあげてきた。今回は、昨年逝去された国立民族学博物館初代館長の梅棹忠夫に焦点を当て、民博の飯田卓氏に発表して頂いた。

特に、細部にこだわった詳細な断章を「発掘」し、異分野の研究者らとの共同討議を通してそれらを「共有」する過程で、鳥瞰図的な構想力を鍛えつつ理論に「結晶(統合)」させていくという「梅棹忠夫の知識編成の仕掛け」に関して、梅棹自身の著作における言葉を借りながら説明された。

 また、日本大学の坂野徹氏が、科学史・人類学史の視点から理論化過程における観察の理論負荷性などに関するコメントを寄せ、フロアからも活発な議論が行われた。 (高城玲)

❂ 震災における文化財関連情報 ❂

2011年03月31日

震災における文化財についての関連情報を入手できるウェブサイト、その他を掲載しています。

こちらを参照してください。 
こちらを参照してください。 


文化庁 東北地方太平洋沖地震関連情報ページ

文化庁 「東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)について」

速報_東北関東大震災による茨城の被災状況 (茨城大学教授 高橋修氏)

歴史資料の応急処置、修復方法についても紹介されています。

国際常民文化研究機構の母体である、日本常民文化研究所の関連事項はこちら

東日本大震災で被災されたみなさまへ

2011年03月29日

 このたびの未曾有の震災における犠牲者の方々に深い哀悼の意を表するとともに、被災されたみなさまには、こころからお見舞い申し上げます。被災されたみなさまの日々の生活が一刻も早く復旧することを衷心よりお祈り申しあげます。
 とりわけ、「民具マンスリー」の会員のみなさま、古文書や民俗の調査でお世話になったみなさま、刊行物の交換を通してお付き合いいただいている博物館、資料館、図書館や研究会のみなさまの、たいへんな状況を思い、遠隔におります私たちにどのようなことができるのか、自問自答する日々が続いております。
 今後私ども神奈川大学日本常民文化研究所、非文字資料研究センターおよび国際常民文化研究機構と致しましては、現状を乗り越える為の、また今後の被災地復興に向けての、可能な限りの支援・協力に努めてまいる所存でございます。

2011年3月29日

神奈川大学日本常民文化研究所所長
国際常民文化研究機構運営委員長 
佐野 賢治
非文字資料研究センター長
福田 アジオ

公開研究会のお知らせ 「共同研究とエクスペディション -梅棹忠夫における知識編成の仕掛け-」

2011年03月24日

本研究会は、当初3月14日に予定していた研究会です。 下記のとおり改めて開催を致します。

当機構の公開研究会では、日本における共同研究に焦点をあて、これまで渋沢敬三、柳田國男、和歌森太郎を取り上げてきました。 今回は、国立民族学博物館 文化資源研究センターの飯田卓氏(専門は視覚コミュニケーションの人類学)をお招きし、昨年7月に没した日本における文化人類学者の開拓者、梅棹忠夫の共同研究についてお話をして頂きます。 

テーマ: 共同研究とエクスペディション -梅棹忠夫における知識編成の仕掛け-
講師: 飯田 卓 (国立民族学博物館 文化資源研究センター 准教授)
日時: 2011年4月23日(土) 15:00~17:00 
場所: 神奈川大学横浜キャンパス 1号館308会議室(定員90名)

■ 申し込み不要、参加無料

チラシをみる

◎ 飯田、コメンテーターの坂野両氏は、当機構の共同研究にも参加して頂いています。
共同研究グループ 4-1. アチックフィルム・写真にみるモノ・身体・表象
共同研究グループ 5-1. 第2次世界大戦中および占領期の民族学・文化人類学

◎ 国立民族学博物館では、3月10日より「ウメサオタダオ展」が開催されます

お問い合わせ先: 国際常民文化研究機構 (045)481-5661  内線4000・4358

公開研究会 「歴史知識学」の創成研究:歴史知識の発見・発信研究 (終了報告) 

2011年02月28日

 去る2月17日(木)、神奈川大学横浜キャンパスにおいて第4回公開研究会を開催致しました。

会場の様子

 石川徹也先生は、情報学の専門家として東京大学史料編纂所において歴史学・史料学と歴史情報学との連携による相乗効果を目指すところから、「歴史知識学」の創成について研究されてきました。歴史学・史料学の推進には、史資料のデジタル化やシステム化が必要です。それは、歴史学と情報学の協働による歴史情報研究になります。しかし、所在情報や書誌情報などにとどまらない、地名知識、人物知識、文字知識、系譜知識など多様な歴史知識がその背景にはあります。それらは、コンピューターを使ってデータベース化することができます。データベースは共有化された材料であり、システムはそれを検索する道具です。歴史知識学は、これらを組み合わせて厚い歴史的事実をより深く研究することを目指します。歴史事象は人間の営みであり、その理解には5W1Hの総合的な情報が必要になります。歴史知識学は、それを推進するために、史料のデジタル化研究、史料内容検索機能研究、人物情報抽出研究、翻刻支援機能研究、歴史知識可視化研究などを具体的に推し進めています。

会場の様子

 常民文化研究所も、昭和初期にアチックミューゼアムが撮影した写真やフィルム、アチックが収集した絵画資料、戦後収集された30万枚にのぼる漁業・漁村関係筆写資料、常民研が収集した古文書群、民具資料など多岐にわたる史資料を所蔵しています。これらのデータベース化、公開化そして活用化を進めていますが、今回の石川徹也先生の「歴史知識学」という新しい学問の視点は、大いに参考になりました。 (小熊 誠)

当日は、聴講者の方々から次々と質問が上げられ、活発な質疑応答が展開致しました。 また、先生のユーモアを交えた講演に、おそらく日頃は情報学には距離のある聴講者の皆様もすっかり聞き入られ、多くの方から興味深い内容であったとコメントを頂きました。 ありがとうございました。(事務局)

公開研究会のお知らせ  「歴史知識学」の創成研究:歴史知識の発見・発信研究

2011年01月27日

国際常民文化研究機構 第4回公開研究会を開催いたします。
今回は、『歴史知識学ことはじめ』の編著者でいらっしゃる、東京大学史料編纂所の石川徹也氏をお招きし、
情報学に基づく「歴史知識学」の提唱についてお話し頂きます。

テーマ: 「歴史知識学」の創成研究:歴史知識の発見・発信研究
講師: 東京大学史料編纂所 「社会連携研究部門」 特任教授 石川徹也氏
日時: 2011年2月17日(木)  15:30~17:00
場所: 神奈川大学横浜キャンパス 16号館 第3会議室


事前予約不要、参加無料です。ふるってご参加ください。 

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