国際常民文化研究叢書3
国際常民文化研究叢書3 —東アジアの民具・物質文化からみた比較文化史—
2013年3月刊行
表紙
目次
刊行によせて/佐野 賢治
論文編
共同研究の経緯/研究代表者 角南 聡一郎
第Ⅰ章 先史から前近代
栽培体系の形成と伝播・拡散から見た先史中国の稲作と地域社会/槙林 啓介
寛永通宝の流通からみた台湾原住民族と貨幣 —伝世民俗資料と出土考古資料を素材として—/角南 聡一郎
沖縄と福建における亀甲墓の対比 —外部意匠の比較を中心として—/小熊 誠
第Ⅱ章 近代
朝鮮玩具の社会史 —植民地期朝鮮における‘鮮玩’の発見とその系譜—/鈴木 文子
写真のマテリアリティ —現代韓国に残る植民地遺産を再考するための一試論—/太田 心平
近代八重山諸島における農機具の変遷 —民具研究における存在論的転回のための試論—/朽木 量
第Ⅲ章 現代
中華世界の民間版画 —天理参考館所蔵資料を中心に—/中尾 徳仁
上海の墓/何 彬
ベトナム・ハノイの紙銭 —比較研究の試み—/芹澤 知広
台湾におけるQ版神仙ブームとその背景 —信仰文化の商品化と消費をめぐる一考察—/志賀 市子
第Ⅳ章 コメント
民具学としての物質文化研究/小島 摩文
モノに立脚した新たな比較文化論の構築に向けて/加藤 幸治
共同研究を終えて/研究副代表者 小熊 誠
共同研究の活動記録
奥付