公開研究会
公開研究会は、常民文化研究の展開を企図して、2009年度から5年間の間で11回開催されました。
第1期(2009~2013年度)
第10回(通算第11回)「「山村調査」追跡という共同研究」田中宣一氏
講師:田中 宣一氏(成城大学 名誉教授)
日時:2013年5月25日(土)15:00 ~ 17:00
会場:神奈川大学横浜キャンパス1号館3階 308会議室
本機構の「共同研究」をテーマとした公開研究会の第10回目(通算第11回)となります。
成城大学名誉教授 田中宣一氏をお招きし、柳田国男が指導する郷土生活研究所が日本学術振興会の援助を得て昭和9年~同12年に行ったいわゆる「山村調査」と、その調査記録を所蔵している成城大学民俗学研究所が後の昭和59年~同61年にかけて行った追跡調査についてお話頂きました。
第9回(通算第10回)「台湾における物質文化研究の現状と課題」王嵩山氏 黄貞燕氏
日時: 2013年3月16日(土)15:00~17:30
会場:神奈川大学横浜キャンパス1号館3階 308会議室
本機構の「共同研究の共同研究」をテーマとした公開研究会の第9回目(通算第10回)は、台湾芸術大学よりお二人の講師をお招きし、日清講和条約が締結された1895年以降現在までの台湾における物質文化研究、そして博物館の現状と問題についてお話頂きました。
Part 1 15:00~16:20
「台湾における原住民の物質文化研究について-1895年以降現在まで-」
王嵩山氏 逢甲大学公共政策研究センター 教授
台北芸術大学 文化資源学院 / 博物館と文化資源研究センター 研究員
Part 2 16:20~17:00
「台湾における民俗系博物館の現状と問題」
黄貞燕氏 台北芸術大学博物館研究所 助教授
台北芸術大学 文化資源学院 / 博物館と文化資源研究センター ディレクター
Part 3 17:00~17:30
質疑応答
第8回(通算第9回)
「Suye Mura とVillage Japan—英語圏人類学における2つの古典的日本村落研究の比較から学ぶもの—」
講師:桑山敬己氏(北海道大学大学院教授・文化人類学)
日時:2012年11月2日(金)15:00~17:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス 1号館308会議室
本機構の「共同研究の共同研究」をテーマとした公開研究会も8回目(通算第9回)を迎えました。今回は、北海道大学大学院教授の桑山敬己氏をお迎えし下記のテーマでご講演いただきました。
エンブリー(John Embree)の須恵村(熊本県)、ビアズレー(Richard Beardsley)らの新池(岡山県)研究。
戦後の英語圏人類学におけるふたつの日本村落研究の対象には大きな違いがあった。
行政村と自然集落の違いに着目して、いくつかの観点から比較を試みる。
第7回(2)(通算第8回)「折口信夫歌舞伎絵葉書コレクション」齋藤しおり氏
講師:齋藤しおり氏(國學院大學研究開発推進機構学術資料館 PD研究員)
日時:2012年4月21日(土)15:00~17:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス16号館 視聴覚ホールB
2007年~2011年にかけて文部科学省オープン・リサーチ・センター事業に採択された國學院大學「モノと心に学ぶ伝統の知恵と実践」で、折口信夫に関する資料展示や研究が進められました。その中で齋藤氏が担当された國學院大學内に所蔵されている絵葉書資料の整理と、これ以前から続けられている歌舞伎絵葉書コレクション2,547点の研究等について発表していただきました。
第7回(1)「大学共同利用機関と共同研究—問題発見型と問題解決型の共同研究をめぐって—」篠原徹氏
講師:篠原徹氏(滋賀県立琵琶湖博物館長)
日時:2012年3月9日(金)15:00~17:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス1号館 308会議室
本研究会は、これまでに渋沢敬三、柳田國男、和歌森太郎、梅棹忠夫などを取り上げ、日本における共同研究に焦点をあてた研究会の第7回目となります。国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学の名誉教授、また、人間文化研究機構理事などを務められた篠原氏の経験をもとに上記のテーマについてお話し頂きました。
第6回「「寄り合い」と朝鮮戦争—宮本常一の九学会連合対馬調査をめぐって」坂野徹氏
講師:坂野徹氏(日本大学 教授)
コメンテーター:田村善次郎氏(武蔵野美術大学 名誉教授)
日時:2011年9月24日(土)15:00~17:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス16号館 視聴覚ホールB
今回で6回目となる当機構の公開研究会では、日本大学教授 坂野徹氏(専門は科学史)をお招きし、日本を代表する民俗学者のひとり、宮本常一の思想について、九学会連合対馬調査に焦点をあててお話をして頂きました。また、宮本常一著作集の編集に参加し、日本観光文化研究所の活動にも関わられた、武蔵野美術大学名誉教授の田村善次郎氏にコメンテーターとしてご参加頂きました。
第5回「共同研究とエクスペディション—梅棹忠夫における知識編成の仕掛け」飯田卓氏
講師:飯田 卓 (国立民族学博物館 文化資源研究センター 准教授)
日時:2011年4月23日(土)15:00~17:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス 1号館308会議室
当機構の公開研究会では、日本における共同研究に焦点をあて、これまで渋沢敬三、柳田國男、和歌森太郎を取り上げてきました。今回は、国立民族学博物館 文化資源研究センターの飯田卓氏(専門は視覚コミュニケーションの人類学)をお招きし、2010年7月に没した日本における文化人類学者の開拓者、梅棹忠夫の共同研究についてお話をして頂きました。
第4回「「歴史知識学」の創成研究:歴史知識の発見・発信研究」石川徹也氏
講師:石川徹也氏(東京大学史料編纂所 「社会連携研究部門」特任教授)
日時:2011年2月17日(木)15:30~17:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス16号館 第3会議室
国際常民文化研究機構 第4回公開研究会では、『歴史知識学ことはじめ』の編著者でいらっしゃる、東京大学史料編纂所の石川徹也氏をお招きし、情報学に基づく「歴史知識学」の提唱についてお話し頂きました。
第3回「和歌森太郎の民俗学—民俗総合調査を中心に—」柏木亨介氏
講師:柏木 亨介氏(聖学院大学)
コメンテーター:古家信平氏(筑波大学)
日時:2010年9月25日(土)15:00-17:00
場所:神奈川大学 横浜キャンパス 1号館804会議室
国際常民文化研究機構 第3回公開研究会は、聖学院大学の柏木亨介氏に和歌森太郎の主導した民俗総合調査のあり方を中心に話題を提供して頂き、筑波大学古家信平氏にコメントをお願いする企画です。
第2回「柳田国男と全国山村調査」由谷裕哉氏
講師:由谷裕哉氏(小松短期大学准教授)
日時:2010年6月20日(日)15:00~17:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス 17号館215会議室
今回は、小松短期大学の由谷裕哉氏に柳田国男の主導した共同研究のあり方を全国山村、海村調査を中心に話題提供していただく企画です。
第1回「渋沢敬三と共同研究」佐藤健二氏
講師:佐藤健二氏(東京大学文学部・大学院人文社会研究科教授)
日時:2010年2月20日(土)15:00 ~ 16:30
会場:神奈川大学16号館2階 第3会議室
国際常民文化研究機構運営委員会企画による第1回公開研究会です。
今回は、日本の人文社会科学における共同研究のあり方について、日本常民文化研究所の設立者である渋沢敬三の意図した共同研究を取り上げました。