共同研究

民具の機能分析に関する基礎的研究

2019年度第2回共同研究会

日程:2019年12月7日(土)13:00~16:30、12月8日(日)10:00~15:00(2日間)
場所:神奈川大学国際常民文化研究機構 27号館A-201
参加者:神野善治、眞島俊一、山田昌久、山川志典、佐々木長生、川野和昭、安ヵ川恵子、長井亜弓

検索のキモとなる基本形態の考え方について討議。共通理解を深める

【研究会1日目】
◇神野善治「民具の『基本形態分類』および『砺波の民具』の分類表の見直し」
 砺波郷土資料館の収蔵民具写真目録『砺波の民具』に収録されている約3,000点の民具から、形態の種別として約1,200件の民具を抽出。それぞれの基本的な形態を書き出す作業を行ったことを紹介。それらの分類基準案として今回は次の項目を「基本形態」として提示した。「糸状」「縄状」「帯状」「布状」「マット状」「棒状」「鈎状」「板状」「L字状」「又状」「玉状・塊状」「枠状」「輪状」「箱状」など。これらに相当する個別民具を抽出して、その分類の可能性を検討する作業を行った。

【研究会2日目】
◇川野和昭 「竹籠仮面の比較—ラオスのピーターコーンと悪石島のボゼと硫黄島のメンドン—」
◇安ヵ川恵子「富山県のスキ—その形態と犂耕法—」
◇山田昌久 「器具の時系列変容と空間変容」
◇山田昌久 「海岸平野の地形形成と弥生—古墳時代の居住地・耕地・用材地—」

その他、来年度の報告書作成および報告会発表テーマについて意見交換を行った。

(文責:神野善治)

「2019年度第2回共同研究会」

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