共同研究

研究グループ1-2.日本列島周辺海域における水産史に関する総合的研究

島根大学付属図書館所蔵

我々は2007年から年一回、水産史研究会を行い、研究交流を図ってきた。本研究は、これらの研究成果を踏まえて、研究の連携・ネットワークの強化を図ると共に、日本列島周辺海域における「魚と人の関わり」に関して歴史的・地理的・民俗的特質を海域の視点から総合的に解明することを課題としている。本研究のキーワードである「水産史」は、「魚と人との関わり」を歴史的、民俗文化的に捉える概念で、いわゆる「魚と人の関係史」として、漁業史よりも幅広い視点で捉えている。

 研究課題として
  1. 水産史に関する研究ネットワークの構築と情報発信
  2. 神奈川大学日本常民文化研究所他の漁業制度改革資料等を使った各海域・時代の研究
  3. 各海域・時代の水産史的特質(魚と人との関わり)の総合的解明
である。なお3.に関する具体的な研究課題として期待される成果は以下の4点である。
  1. 親潮・リマン海流域における水産史的特質の解明(北方海域を中心に)
  2. 対馬海流域における水産史的特質の解明(日本海域・東シナ海を中心に)
  3. 黒潮・内海における水産史的特質の解明(太平洋・瀬戸内海域を中心に)
  4. 日本列島周辺海域における水産史的特質の学際的解明(東アジア海域を中心に)

進捗状況および成果報告一覧はこちら

国際常民文化研究叢書2

□ 国際常民文化研究叢書2
—日本列島周辺海域における水産史に関する総合的研究—
2013年3月刊行

神奈川大学学術機関リポジトリ

公開研究会

  氏名 専門 所属機関
代表者 伊藤 康宏 いとう やすひろ 日本漁業史 島根大学
副代表者 田島 佳也 たじま よしや 日本経済史 神奈川大学
共同研究者 足立 泰紀 あだち やすのり 近代農政思想史
近代漁業史
神戸医療福祉大学
共同研究者 片岡 千賀之 かたおか ちかし 水産経済学
東シナ海漁業開発史
長崎大学
共同研究者 鎌谷 かおる かまたに かおる 歴史学
日本近世史
神戸女子大学
共同研究者 小岩 信竹 こいわ のぶたけ 近現代漁業史 東京国際大学
共同研究者 末田 智樹 すえた ともき 日本経済史
経済地理学
近世西海捕鯨業史
中部大学
共同研究者 中居 裕 なかい ゆたか 水産物流通論
流通・加工水産史
八戸学院大学
共同研究者 中野 泰 なかの やすし 民俗学 筑波大学
共同研究者 橋村 修 はしむら おさむ 歴史地理学
環境民俗論
東京学芸大学
共同研究者 森脇 孝広 もりわき たかひろ 日本現代史 千葉県文書館

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