共同研究

研究グループ2-1.民具の名称に関する基礎的研究

会議風景1

世界中の普通の人々の暮らし、庶民の生産活動や生活を解明するのに“民具”は、有形の物質文化であるだけに第一級の基本資料となりうる。当班の目的は、一言で述べれば民具の概念を学術語“mingu”として国際的に普及させ民具研究の進展を図ることにある。そのためには、考古学や科学技術史におけるように、物に対応した共通名称を設定する必要がある。篭の英訳bamboo basketを例にしても、素材を竹としないものや形態の違いなどが直ちに想起され、図示がないとわからない。そもそも「カゴ」と「ザル」はどこが違うのかとの議論になる。

会議風景2

民具の命名体系の背景には、それぞれの民族の自然観や世界観が反映し、また地域性、時代性、階層性などさまざまな属性が加わり、さらに近代化の中での位置づけも問われ、共通名称の設定は一筋縄ではいかない。まずは、民具の定義を議論することからはじめ、指標となる民具をいくつか取り上げ、日本、東アジア、アジア、中東、ヨーロッパと比較対照しながら民具の共通名称化の可能性を探ることが第一段階となる。この過程で、最新の情報工学の分類法や発信法も積極的に導入する。将来「国際民具辞典」が刊行されれば、世界の人々の等身大の生活理解の一助となる。

氏名 専門 所属機関
代表者 神野 善治 かみの よしはる 民俗学
博物館学
武蔵野美術大学
副代表者 佐野 賢治 さの けんじ 民俗学 神奈川大学
共同研究者 上江洲 均 うえず ひとし 民俗学
民具学
名桜大学・久米島博物館
共同研究者 川野 和昭 かわの かずあき 日本民俗学 南方民俗文化研究所
共同研究者 高 光 敏 Koh Kwangmin 民俗学 國立木浦大學校
共同研究者 河野 通明 こうの みちあき 民具からの歴史学
四季耕作図史
神奈川大学 日本常民文化研究所
共同研究者 後藤 晃 ごとう あきら 農業経済学
イラン・トルコ経済史
イラン・中近東(西アジア農村の民俗)
神奈川大学
共同研究者 佐々木 長生 ささき たけお 民俗学 福島県立博物館
共同研究者 真島 俊一 まじま しゅんいち 生活学・民具学
建築学・道具学
(株)TEM研究所
共同研究者 八重樫 純樹 やえがし じゅんき 応用情報学 静岡大学
研究協力者 石野 律子 いしの りつこ 民具学
道具学
武蔵野美術大学
研究協力者 金宗奎 Kim Jong Gyu 建築学 韓国国立民俗博物館
研究協力者 高橋 典子 たかはし のりこ 日本民俗学 川崎市市民ミュージアム
研究協力者 新国 勇 にっくに いさむ 植物生態学
鳥類学

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