共同研究

台湾の「海女(ハイルー)」に関する民族誌的研究—東アジア・環太平洋地域の海女研究構築を目指して—

潜水してウニ・トコブシを捕獲する女性(澎湖諸島七美)

 本共同研究が注目するのは、台湾で「海女(ハイルー)」と呼ばれる女性たちとその暮らしである。台湾各地の海沿いには広く「海女の民俗」が存在する。しかし、1)農本主義的傾向の強い漢族研究では、海を生業の場とする人々の存在自体が等閑視されるほか、2)東アジア研究では「海女といえば日本か韓国済州島」との先入観が存続しつづけており、台湾の海女はこれら二重の意味で見落とされてきた存在といえる。
 こうした背景を踏まえて本研究では、1)台湾の海付きの村を対象に、海女の潜水漁・海藻の手繰り寄せ・その他の漁撈活動をめぐる民族誌的調査を実施し、それを「村のくらし」全体の中に位置づけて描くこと、2)漢族研究の文脈で台湾の海女民俗を捉えるための視座を獲得すること、その上で 3)台湾の事例を日本の海付きの村と比較しながら、東アジアあるいは環太平洋島嶼部全体を射程に入れた新たな形の「アマ研究」模索のための足がかりを掴むことを目指している。 

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  氏名 専門 所属機関
代表者 藤川 美代子 ふじかわ みよこ 社会人類学 南山大学
共同研究者 藍 紹芸 Lan Shao-Yun 東北風雑誌編輯 台湾基隆市八斗子漁村文物館
共同研究者 新垣 夢乃 あらかき ゆめの 民俗学 東京福祉大学
共同研究者 許 焜山 Hsu Kun-Shan 海洋学、民俗学、民俗撮影 台湾基隆市八斗子漁村文物館
共同研究者 齋藤 典子 さいとう のりこ 社会人類学 
ジェンダー社会学
東洋大学
共同研究者 沈 得隆 Shen Te-Lung 民俗撮影、絵画 台湾基隆市八斗子漁村文物館
共同研究者 安室 知 やすむろ さとる 民俗学 神奈川大学
共同研究者 兪 鳴奇 Yu Mingqi 歴史民俗資料学 神奈川大学大学院
歴史民俗資料学研究科
博士後期課程

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