共同研究

河原田盛美における本草学的知識から近代勧業的実践の転換に関する研究

 
 河原田研究班(略称)は、『沖縄物産志附・清国輸出日本水産図説』(東洋文庫)を刊行するために、調査・研究を進めてきたメンバーを中心に発足した研究班である。
 河原田盛美(もりはる)の沖縄経験と水産官僚としての活躍の両方に注目し、その実践と知識の両面にわたる継続と断絶を分析することで、西欧型の専門知識を駆使する官僚が輩出される以前に活躍した河原田の活動を通して、近代日本における知識の変容と活用を明らかにすることを目的にしている。

 このように、本研究班の活動は、(1)河原田盛美の実践と知識の解明を主軸にしているが、(2)地域と国家を媒介とする水産官僚の視点から水産業の近代的展開の解明、(3)山村地域の近代化を志向した地方実業家としての活動の解明という2つの副次的研究視点を据えて研究を進めている。さらに、(4)南会津の河原田家に残されている膨大な資料整理という基礎作業も合わせて活動している。
 これらを有機的に結びつけることで、常民文化を活用するための歴史的な知の集積と、変化の側面、さらには地域振興という今日的課題に対応する総合的人文学研究の成果を提示したいと考えている。

(辞令書・当選書はすべて河原田家所蔵資料)

第1回共同研究フォーラム「河原田盛美ってだれ?! — 会津出身水産官僚の軌跡から 地域振興の視点と活動を考える—」2017年3月11日(土)

第1回共同研究フォーラム「河原田盛美ってだれ?! 」を開催しました

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神奈川大学日本常民文化研究所調査報告 第25集
(国際常民文化研究機構 共同研究[奨励]調査報告書)
(神奈川大学日本常民文化研究所/神奈川大学 国際常民文化研究機構編)

河原田盛美における本草学的知識から近代勧業的実践の転換に関する研究
2017年2月刊行

目次

  氏名 専門 所属機関
代表者 高江洲 昌哉 たかえす まさや 歴史学 神奈川大学
共同研究者 泉水 英計 せんすい ひでかず 社会人類学 神奈川大学
共同研究者 中野 泰 なかの やすし 民俗学 筑波大学
共同研究者 中林 広一 なかばやし ひろかず 中国農業
食物史
神奈川大学
共同研究者 増田 昭子 ますだ しょうこ 民俗学 法政大学沖縄文化研究所
研究協力者 小野 まさ子 おの まさこ 琉球・沖縄史 沖縄県教育庁

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