共同研究

アチック・ミューゼアムの調査活動に関する基礎研究 「隠岐」調査の検証・分析と民俗学的考察

第3回共同研究フォーラム「アチック・ミューゼアムにおける隠岐調査の軌跡」終了報告及び、「アチック・ミューゼアムの調査活動に関する基礎研究 — 「隠岐」調査の検証・分析と民俗学的考察—」研究の総括

日程:2018年2月17日(土)
会場:神奈川大学横浜キャンパス1号館308会議室
参加者:小林光一郎、樫村賢二、木村裕樹、永井美穂、羽毛田智幸、丸山泰明、前田禎彦

■ パネル報告・質疑応答 

 2015年度より2ヵ年にわたり調査・研究を行った「アチック・ミューゼアムの調査活動に関する基礎研究 「隠岐」調査の検証・分析と民俗学的考察」班は、総括としてフォーラム発表を行った。
 フォーラムでは、研究班各員による資料解説や考察を発表、またコメンテーターとして丸山泰明氏をお招きし本研究成果に対するご意見を伺った。今回の発表にて、資料に基づく隠岐調査の新たな一端を垣間見ることができたほか、各関係機関に分散した資料を一つにまとめることの必要性や、それら情報をデータベースとして蓄積することといった新たな課題も確認することができた。
 研究の当初からの目的であった「アチック・ミューゼアム(以下、アチック)及びその主催者であった渋沢敬三の調査活動や、その調査に関連して得られた諸資料から、アチックやアチック同人に関する情報の蓄積とアチックの実態の追求を主眼とした基礎研究」を行うことについては、これである程度達成されたこととなる。しかし、今回の成果は、あくまで、更なる資料の追加や補填等によってその「質」を高めることができる「資料」を提出したにすぎない。本研究を終え、アチック研究史の総合的な考察を行うためには、今後も「資料」を蓄積していく必要性があることを改めて考えさせられた。

(文責:小林光一郎)

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