宮城県気仙沼大島における遠洋漁業の歴史的変遷に関する研究-震災救出資料を中心として-
第5回共同研究フォーラム 神奈川大学国際常民文化研究機構・共同研究(奨励)成果発表会 開催のお知らせ
「気仙沼大島における遠洋漁業の歴史—漁船員たちの航路をたどって—」
国際常民文化研究機構の共同研究(奨励)「宮城県気仙沼大島における遠洋漁業の歴史的変遷に関する研究—震災救出資料を中心として—」の成果発表会を開催いたします。事前申し込み不要ですのでぜひご聴講ください。
■ 日時 2019年2月10日(日)13:30~17:15
■ 会場 気仙沼大島 大島公民館 研修室(〒988-0604 宮城県気仙沼市廻舘110)
■ 参加無料・事前申し込み不要
【関連企画】大島漁協文庫見学会(〒988-0612 宮城県気仙沼市大向245-1)
□ 日時 2019年2月10(日)9:00~12:00、2月11日(月・祝)9:00~12:00
2011年の大震災で浸水した漁協の系統的な資料は、救出再生作業を経て2015年に完成した大島漁協文庫に収蔵されました。見学会では、資料および整理作業の様子を公開します。
「気仙沼大島における遠洋漁業の歴史
—漁船員たちの航路をたどって—」
気仙沼大島は昔から熟錬の船頭、船長など幹部船員の多く輩出する地として知られてきた。機械船時代になると、当時誰れもが未知であった船の操縦や発動機関の操作技術を、課題の一つとして研究してきた。そこには漁船員たちの汗と涙と油にまみれての努力があった。大島ではいつの頃からか漁船経営者を志ざす人は減り、幹部船員を目ざして勤勉に努力する人が多く、その結果優秀な漁労長、船長、機関長などが育ち、全国各港の漁船のリーダーとして活躍するようになっていた。今回、神奈川大学国際常民文化研究機構の共同研究「宮城県気仙沼大島における遠洋漁業の歴史的変遷に関する研究—震災救出資料を中心として—」として研究を進め、大島の漁船員たちの、その時々の働きの様子を小誌にまとめ、さらに共同研究フォーラムとして発表することとした。碩学、光師の方々をはじめ、当事者である漁業者からもご指摘を頂き研究を発展させたいと念じている。
(共同研究代表・千葉勝衛)
【プログラム】
1.「大島漁協文庫の資料救出活動について」
大川 啓(神奈川大学日本常民文化研究所所員・共同研究者)
2.「大島の漁船員達の航路をたどって-その歴史と変遷について-」
千葉 勝衛(国際常民文化研究機構共同研究代表・大島漁協文庫の会)
「大島の遠洋漁業における信仰と習俗-民俗の視座から-」
小野寺佑紀(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程)
崎浜美和会による「大漁唄い上げ」の上演(崎浜美和会)
共同研究者からのコメント
小山由紀子(共同研究者・大島漁協文庫の会)
菊田榮四郎(共同研究者・大島漁協文庫の会)
水上 忠夫(共同研究者・大島漁協文庫の会)
総括コメント
川島 秀一(共同研究者・東北大学災害科学国際研究所)
蝦名 裕一(共同研究者・東北大学災害科学国際研究所)
3.ディスカッション
千葉 勝衛/蛯名 裕一/大川 啓/小山由紀子/川島 秀一
菊田榮四郎/水上 忠夫/山内 繁(気仙沼市文化財保護審議委員会委員長)
堺 健(気仙沼・大島みらい創り協議会)/小野寺佑紀
アクセス
【気仙沼市外から会場へ】
・JR気仙沼駅>気仙沼港エースポート(フェリー乗り場/タクシーで約10分)>大島浦の浜港(乗船時間は約25分)
※駐車場がございませんので自家用車でのご来場はご遠慮ください。
【東京方面への帰路】
・シンポジウム終了後
大島浦の浜港 17:30発(フェリー)>JR気仙沼駅>JR大船渡線で一ノ関駅>東北新幹線で東京駅 23:44着
お問合せ
神奈川大学国際常民文化研究機構
〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1 Tel.045-481-5661(代)
【主催】神奈川大学国際常民文化研究機構 International Center for Folk Culture Studies
【後援】気仙沼市教育委員会/宮城県漁業協同組合/大島海友会/大島地区振興協議会
【協力】大島漁協文庫の会/気仙沼・大島みらい創り協議会/崎浜美和会