熊野水軍小山家文書の総合的研究
和歌山での会議・調査
日程:2020年1月24日(金)~1月26日(日)
調査先:和歌山県立博物館(和歌山市)、勝山城跡・塩野薬師堂・長寿寺・大野城跡・春日神社・安宅本城跡
(以上いずれも白浜町)
調査者:坂本亮太、北野隆亮、白石博則、呉座勇一、春田直紀、薗部寿樹、佐藤純一
■和歌山県立博物館での調査風景 ■ 勝山城跡の連続堀切
2020年1月24日(金)~26日(日)にかけて、次年度の報告書・シンポジウムの打ち合わせ会議をおこなうとともに、和歌山での調査・現地踏査を実施した。
初日は、和歌山県立博物館において、次年度開催予定のシンポジウム、次年度刊行予定の報告書のスケジュール・内容について協議・打ち合わせを行い、シンポジウム・報告書の概ねの方向性について決めることができた。
2日目は、和歌山県立博物館において文書調査を実施した。報告書掲載予定の文書(久木小山家文書)の校訂をはじめ、考察編で検討予定の文書について詳細な調査を実施した。成果はいずれも報告書で公開する予定である。
3日目は、小雨のなかではあったが、白浜町内(日置川河口部)の安宅氏関連故地の踏査を実施した。午前中には勝山城跡の踏査を行い、塩野薬師堂の見学を行った。午後は、長寿寺の見学、大野城跡、安宅本城跡周辺地域の踏査を実施した。日置川河口部における安宅氏の拠点形成の様子について、遺跡と遺物等も確認し、改めて実地に確認することができた。
(文責:坂本亮太)