共同研究

熊野水軍小山家文書の総合的研究

久木小山家文書調査、日置川流域踏査

日程:2018年11月3日(土)~11月5日(月)
調査先:和歌山県立博物館、日置川流域(日置川拠点公民館・小山家屋敷跡・安宅本城跡等)
調査者:坂本亮太、呉座勇一、佐藤純一、薗部寿樹、春田直紀、弓倉弘年(以上、共同研究者)
    オブザーバー(中世地下文書研究会)3名

■ 久木小山家文書の調査の様子  ■ 久木小山家屋敷跡

安宅本城跡

 11月3日(土)・11月4日(日)は、和歌山県立博物館が所蔵する久木小山家文書の調査を実施した。文書1点ごとの状態確認、寸法計測、紙質・折り目・裏書き等の確認、刊本の校訂作業、新規の翻刻作業を行った。86点の文書について、調書の作成をすることができた。また一部の文書について、熟覧のうえ、史料の評価についての討議を行った。今回の調査で、久木小山家文書(中世分)のうち、約8割程度の調査を終了したことになる。
 11月5日(月)は、久木小山家文書の内容をより深く理解するために、日置川流域の小山氏・安宅氏関連の史跡群の踏査を実施した。まず日置川拠点公民館で、地域の概要に関する確認をしたうえで、出土遺物の見学を行った。その後、日置川中流域の白浜町久木の小山氏屋敷跡、現在は廃村となっている神宮寺村跡など、小山一族が勢力をもち、活動をしていた地域の踏査をし、午後は、日置川下流域の安宅本城跡・安宅八幡神社・八幡山城跡など、中世を通じて小山氏と密接な関係をもった安宅氏関係の地域の踏査を行った。

(文責:坂本亮太)

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共同研究者打ち合わせ会議、第1回研究会

日程:2018年6月4日(月) 9:30~16:00
会場:神奈川大学日本常民文化研究所
参加者:坂本亮太、北野隆亮、呉座勇一、佐藤純一、薗部寿樹、春田直紀、関口博巨(以上共同研究者)
    越智信也(事務局)、オブザーバー(中世地下文書研究会)7名

第1回打ち合わせ・研究会の様子

 午前は、共同研究者の初顔合わせを行い、研究代表者の坂本より共同研究の概要の説明等、事務連絡を行った。またあわせて、今後の共同研究の進め方(調査対象、成果・スケジュール)について、確認・意見交換を行い、共同研究の方針、今後の調査予定等を決めた。
 午後は、共同研究を遂行するにあたって共同研究者間での問題意識の共有化をはかるべく、これまでに和歌山県下で進められてきた調査成果・研究・資料の現状についての報告会をもった。佐藤純一氏は「日置川流域の文化財と安宅荘城館群」として、今回主に調査対象となる日置川流域の文化財の現状、熊野水軍安宅氏の拠点(城館群)に関する紹介を行った。北野隆亮氏は「紀伊半島における備前焼の流通」として、備前焼を素材に紀伊半島における分布とその変遷についての紹介を行い、中世の紀伊半島における流通実態を示した。坂本は「熊野水軍小山家文書の現状と可能性」として、小山家文書の現状(所在状況)と研究史に触れつつ、小山家文書が有する地域史・海域史・古文書学的な可能性について紹介した。各報告の質疑応答・意見交換を行い、紀伊半島の海域史、熊野水軍研究の現状と課題についての理解を深めた。

(文責:坂本亮太)

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