共同研究

熊野水軍小山家文書の総合的研究

「中国四国地区城館調査検討会・徳島大会」参加、徳島県内考古資料調査

日程:2019年9月28日(土)~9月30日(月)
用務先:ボートレース鳴門(徳島県鳴門市)・徳島県埋蔵文化財センター(徳島県板野郡板野町)・
 勝瑞城跡(徳島県板野郡藍住町)
参加者:坂本亮太、北野隆亮、佐藤純一

  ■ 撫養エクスカーションの様子(小鳴門海峡・淡路島・沼島を臨む)  ■ シンポジウム(2日目)の様子

  ■ 徳島県埋蔵文化財センターでの遺物調査  ■ 勝瑞城跡

 9月28日(土)・29日(日)は、中国四国地区城館調査検討会・徳島大会「考古学から支城制を問う」に出席した。初日は、阿波九城に関する基調報告、撫養・岡崎城に関する事例報告を聞いたうえで、海部城や牛岐城(トノ町遺跡)など阿波九城に関わる考古資料の見学をし、紀淡海峡ののど元にあたる撫養のエクスカーションにも参加した。二日目は、豊臣期における支城に関する記念講演、中国・四国地区の城館遺跡の調査事例に関する報告を聞くことができた。
 30日(月)午前中は、徳島県埋蔵文化財センターにおいて、阿波中部に位置する宮ノ本遺跡(徳島県阿南市)の遺物確認調査(7コンテナ分)、阿波南部に位置する大井遺跡(徳島県海部郡海陽町)の遺物確認調査(18コンテナ分)を実施した。午後は、阿波国北部に位置する勝瑞城跡(守護所)で、出土遺物の見学、遺跡の見学を行った。
 以上3日間の検討会参加・現地踏査・資料調査により、紀伊水道の対岸に位置する阿波における城館等の中世遺構・遺物に関する理解を深めることができた。

(文責:坂本亮太)

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